ウイスキーの飲み方イロイロ
わたくしは最近、もっぱら ウイスキー党 であります。
特に強炭酸のハイボール。
イタダキマスの最初から、ハイボールなのです。
『生ハイボール』という、うたい文句に感化され、ソーダストリームも買ってしまいました。
強炭酸!!!バンザーイ!
一度ハイボールの爽快感にはまってしまうと、なかなか抜け出せない方、実は多いのではないでしょうか?
先日、サントリーさんの勉強会に参加したときに聞いたのですが、現在、焼酎ユーザーがハイボールに移行してきているそうです。
昔は古くさい感じがした『ハイボール』に対し、若い人の抵抗がなくなり、もはや国民的レベルで浸透しています。
でも、ウイスキーをずっと同じ飲み方をするのって、実はもったいないんですよッ!
ハイボールしか知らない、そこのアナタ(とわたし)!
この機会に、一緒に飲み方を勉強しましょう。
レッツスタディン!
① ハイボール(HIGHBALL)
<作り方>
ウイスキー 1 : ソーダ 3~4
氷を入れたグラスに注ぐ。ウイスキー本来の味わい・コクが断然際立つ。料理も引き立てる。
<ポイント>
※ 炭酸ガスが逃げないよう、混ぜすぎない。
※ グラス、ウイスキー、ソーダは、しっかり冷やしておく。
(ウイスキーは凍結点が低く、冷凍庫に入れても凍りません)
※ レモンで香りづけすると、さらにスッキリ。
ここまで来て、まだハイボールを推すのか…。
読み手のあきれ顔が感じとれます。
うにゃうにゃ、やはりこの飲み方は外せません。
② ストレート(NEAT)
<飲み方>
チェイサー(水)※を用意する。
ウイスキーをそのままのむ。(まんまですね)
ウイスキーの芳醇な香りと、心地良い余韻を愉しみます。
<ポイント>
ウイスキーとチェイサーを交互に飲んで、一口ごとにリフレッシュする。
<チェイサーとは?>
一般的には『水』なんだろうなと思ってましたが、本来は『お酒の後を追うように飲む飲み物』を指すそうです。
水に限らず、ジュースやビール、その他のお酒のこともあります。
ストレートは、お酒に強い方でないと難しそうですが、
雰囲気のあるBARで、『ウイスキーダブルで!』とか、あこがれちゃいますね!
③ トワイスアップ(TWICEUP)
<作り方>
ウイスキー 1 : 天然水(常温)1
ウイスキーの香りを知るのに最適な飲み方。
ワイングラスなどでゆすって、香りを立てて愉しむ。
<ポイント>
トワイスアップは『常温の水』というところが重要!
ウイスキーは冷すと飲みやすくなりますが、同時に香りが抑えられてしまいます。
『常温の水』を加えることで度数も抑えられ、またウイスキー本来の香りも愉しめるという、なかなかツウな飲み方なのです。
ウイスキーは、加水した場合の味の変化も評価の対象となるようで、加水しないと見えてこない味わいもあるそうです。
なんだかとっても奥が深い…
トワイスアップは、かなり本格的な飲み方でもあるんですね。
④ オン・ザ・ロックス(ON THE ROCKS)
<作り方>
大きめ氷 + ウイスキー
軽く混ぜる。チェイサーを用意。
氷とグラスの軽やかな音も愉しみましょう。
<ポイント>
※ グラスを冷やしておくこと
※ 大きめの丸氷を使うとgood
丸氷って、四角い氷と比べて溶けにくいって知ってました?
氷は周囲に熱が伝わることで溶けていきますが、丸氷は表面積が小さいので溶けにくいそうです。
溶けにくいのでお酒も薄まりにくく、お酒が最後まで美味しくいただけるというわけです。
ヨコヤマにも丸氷を作るキットがありますが、グラスのサイズを間違うとこうなりますので、ご注意を。
⑤ ハーフロック(HALF ROCK)
<作り方>
大きめ氷 + ウイスキー1 : 水 1
ウイスキーの香りと味がマイルドに引き出されます。
<ポイント>
※ 水を入れる前にしっかりかき混ぜる。
※ ウイスキーと水はしっかりなじませたい。
(但し、水を入れた後は軽く混ぜる程度)
③のトワイスアップに氷が入ったタイプ。
ロックはきつすぎる…トワイスアップでもまだ飲みにくい…という方におススメ。
味と香りが穏やかになる、けれど水割りほどあっさりしていない。
まさに『ちょうどいい』飲み方なのです。
⑥ 水割り(WHISKY AND WATER)
<作り方>
氷 + ウイスキー 1 : 水 2~2.5
ゆっくりくつろぎたいときにおススメ。
<ポイント>
※ ウイスキーを入れたら、しっかり混ぜてウイスキーを冷やす。その際、減った氷を追加する。
※ 食事と合わせて愉しむ飲み方。好みの濃さにして。
ハイボールが人気になるまでは、ウイスキー王道の飲み方だった水割り。
ズバリおいしく作るには、『おいしい水』と『おいしい氷』が重要!
おいしい氷は、市販されている大きめのカチ割り氷が理想的です。
市販の氷は、不純物が少ないので溶けにくいです。
家の冷蔵庫で作った氷と比較すると、一目瞭然!
しかも、透明で透きとおっており、グラスに入れるととってもキレイ。
心もほっこり、満たされます。
⑦ ウイスキーフロート(WHISKY FLOAT)
<作り方>
氷 + 水(7分目)+ ウイスキー(マドラーに沿わせて入れる)
飲むたびに変化する、ウイスキーの香りや味わいを愉しめる。
<ポイント>
※ 混ぜない。見た目の美しさも愉しみの一つ。ウイスキーはゆっくり注ぐ。
これは、なかなか難易度が高いツウな飲み方です。
混ざりすぎないようにゆっくり注ぐ、何より心の余裕が必要です。
水よりも比重が軽いウイスキーは、そーっと置くように注げば、水に浮きます。
それも、マドラーを水の表面にあてながら、そーっと、そーっとです。
そして、美しい2層を愛でながらいただきます。
最初は、ウイスキーの本来の味わいを感じながら、
飲み進めると、だんだんと水割りの優しさに酔いしれ、
最後はチェイサーの役割をする水でリフレッシュ!
その飲み方は、水の上にフロートさせるだけにあらず。
ハイボールの上にさらにウイスキーをフロートしたり、
ブレンデッドウイスキーで作ったハイボールの上に、シングルモルトウイスキーをフロートさせる
『スーパーハイボール』
という飲み方もあるそうです。
なんだか、とってもカッコイイ!
ただの水割りだと思ったら大間違いです。
ぜひぜひ、お試しあれ。
⑧ ミスト(MIST)
<作り方>
クラッシュドアイス + ウイスキー(30~45ml) + レモン(絞ってグラスにおとす)
冷涼感はひとしお。
<ポイント>
※ ウイスキーを入れたら、マドラーでしっかり混ぜる。
※ ミストに使うウイスキーは、個性豊かなブレンデッドウイスキーがおススメ。
個性の強いシングルモルトや、バーボンは不向き。
みのもんたさんが、SMAP×SMAPのビストロに出演された際、バランタインをミストで飲んでました。
ロックグラスで飲むのがおススメですが、みのさんはブランデーグラスで飲んでて、とてもおしゃれでした。
ただ、クラッシュドアイスを用意するのが、ちょっと難アリですよね。
BARなどで頼んでみたい、おしゃれな飲み方です❤
⑨ ホットウイスキー(HOT WHISKY)
<作り方>
お湯を耐熱グラスに入れて、グラスを温めておく。
ウイスキー(1/3~1/4) + お湯(ウイスキーの倍量~3倍)
マドラーで軽く混ぜる。
あたたかいグラスから柔らかに香るウイスキーの美味しさは格別。
<ポイント>
お湯は80度くらいが最適。
冬の寒い時期はもちろん、夏のエアコンで冷え切った体におススメの飲み方です。
相性が良いトッピングが豊富にあるのもうれしいところ。
レモン、バジル、ジャム、ドライアップル等。
山や川辺などのアウトドアで暖をとるのにも効果的です。
ウイスキーと一口にいっても、こんなにたくさんの飲み方で愉しめるんですね♪
今回、このブログを作るにあたり、サントリーさんのホームページを参考にしました。
詳しい作り方も載ってますので、こちらもぜひ見てみてください!
晩酌時は早く飲みたい気持ちで焦って、いつも同じ飲み方ですませてしまっていますが、
たまには、心にゆとりをもって新しい飲み方にTRYしてみると、
ウイスキーライフがもっと充実したものになりそうです❤
今晩から早速やってみよー!!