『安心院葡萄酒工房 2016年 樽開き』 に行ってきました!

 

 

 

4/9(土)~ 4/10(日)安心院葡萄酒工房で開催された、2016年 樽開きに 行ってまいりました!

 

 

樽開き2016

 

 

 

 

熟成途中のワインをお披露目する式典は、こちらでの会場で開催されます。

通常この場所はワインの貯蔵庫として使用されているようで、外は暖かいのですが、この会場の中はひんやりしています。

 

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ウェルカムドリンクは、安心院のスパークリングワイン。

安心院のスパークリングワインは、めちゃ美味しいのです。

 

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式典が始まり、最初に三和酒類㈱ 和田社長よりご挨拶。

 

100年続くワイナリーにしよう、と葡萄の木を植えてから早15年。

おかげさまで、こんなに規模が大きくなりました。

ワイン造りを通じて、安心院の文化、風土、葡萄のよさを全国に広げていきたい

と、言われていました。

 

樽開き2016-5

 

 

 

 

その後、来賓の方々からあいさつが続きました。

 

『安心院ワイナリ―は、第六次産業化のモデルトップリーダーとして牽引していってもらいたい。』

 

『現在は、第七次ワインブームで、国産ワインが見直されており、日本で収穫~生産した国産100%ワインを日本ワインと指定されるようになった。

安心院ワインはまさにこの日本ワインの代表的な一つである。』

 

安心院ワインは品質が高く評価され、市民共々大変喜んでいる。

葡萄の生産農家やワイナリーの方々の情熱の結晶であり、更なる繁栄にご尽力をお願いしたい。』

 

 

とにかく、安心院ワインは地元の方に支えられた、全国的にも有名なワインなんだと改めて実感しました。

 

 

 

 

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その後、醸造責任者の古屋さんの説明がありました。

 

7月末まであった梅雨や、8月~9月の台風の影響により、2015年の葡萄の出来は、日本全国どこも非常に悪かったそうです。

日本中がそんな気候の中、安心院の気候はわりとよかったそうです。

梅雨への対策も万全で、葡萄の収穫時はとても天候が良かったのだとか。

有名な葡萄の産地である山梨県と比べても、安心院は降水量も少なく葡萄の栽培に適した気候でした。

これには、山梨県の葡萄農家もびっくりだったそうです。

 

今年は、酸化せずに搾れる新しい仕様の圧搾機を導入し、いいワインを作る自信があるとの意気込みでした。

※酸化させないことがベストではなく、コントロールできるところが良いのだとか。

 

農地を拡大して、栽培する葡萄の品種を増やすことも検討しており、

今回は試験的に、『アルバニーニョ』というスペインの葡萄を九州で初めて栽培して、仕込みを行ったそうです。

お披露目も兼ねて、来場者の意見が欲しいとのことでした。

 

 

 

 

 

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日本ソムリエ協会北九州支部副支部長・技術研究部長の小川さん(大分生まれ)の解説を聞きながら、いよいよテイスティング

写真左から、シャルドネ(白)、メルロー(赤)、アルバニーニョ(白)

 

 

 

テイスティングのコツ。

ワインの色からわかることとして、グラスをかざして 光に輝くほど、酸味が強い そうです。

そして、香りは3秒間でかぐ、3秒ルール があるのだとか!?

 

 

 

まずは、シャルドネ から。

グラスを光にかざしてみると、かなり輝きがあります。

香りは青っぽく、安心院ワインの特徴である、リンゴのような洋ナシのような香りが強いです。

しかし、飲んでみると果物の味はしません。そして強い酸!

必要なえぐみもばっちりあります。

今はバランスが悪いですが、貯蔵すると良くなってくるのだそうです。

 

 

 

続いて、メルロ―

透明感があり、色に深みがなく濁りはあまりありません。

オークの樽からくるジャムのような香りと、焦がしたような、ヨーグルトの発酵したような香りがします。

リッチ感はあるが、パワフルではありません。

香りはバラバラで、パワフルに熟成するには時間がかかります。

飲むと、淡い骨格でなめらか。

ミネラルウォーターを飲むような感覚です。

 

 

 

さいごに、新種の アルバニーニョ

グラスには光輝く酸、透明感があります。

香りはフルーティでシロップ漬けしたような甘さがあります。

時間が経つにつれマッチングしてきて、なめらかで日本人の優しさにあうワインです。

 

 

小川さん!勉強になります!!!

 

 

 

 

 

そしていよいよ式典も終盤!!!

スパークリングワインをスパッと!!『サーベラージュ』です!

 

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こんなにきれいにスパッと切れちゃうもんなんですねぇ。

 

 

 

 

その後は、ワインについてしばし語り合い、式典は終了しました。

 

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アラ!楽しそう…

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会場の外に出ると、たくさんの人・人・人!

皆さん、優雅でおだやかな時間を過ごしています。

やはり、ワインのイベントとあり、年齢層はやや高め。ゆっくり静かに過ごせます。

 

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お酒が飲めない方にもおすすめな、ぶどうジュース。

かな~り濃厚で、めちゃ美味しい。オススメです。

 

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宇佐市のステーキハウスルート10さんも出店していました!

その名もUSA(うさ)ステーキ。

お肉好きとしてはマストバイで、しっかりいただきました。

 

樽開き2016-10

 

 

 

 

 

 

2016年樽開きも、とってもステキでした。

ソムリエの小川さん情報ですと、ワインの代表的な雑誌『ワイン王国』の9ページにわたって、

安心院ワインをメインに紹介したページが掲載されたそうです。

安心院のワインって、本当に有名なんですね~。

 

また、ワインはその産地に行ってグラスを傾けるのが一番おいしいと言われているそうです。

安心院ワイナリーの近くに住んでいる私たちってとっても幸せです♡

 

日本の優しい料理にマッチングする、やさしい安心院ワイン。

今後は、安心院のワインを代表とした日本のワインが、世界を牽引していく日も遠くないかもしれません。