【安心院葡萄酒工房】2017年樽開きに行ってきました!
4月8日(土)~ 9日(日)の2日間に亘って行われた、安心院葡萄酒工房の2017年樽開きに行ってきました!
当日はあいにくの雨。
酔いすぎると足元をすくわれてしまう可能性大デス。
私達は、8日に行われた、樽開きのセレモニーに参加させて頂きました。
ちょっと飲みかけの写真で申し訳ございません。。。
毎年ウェルカムドリンクで、安心院葡萄酒工房のスパークリングワインがふるまわれるのですが、
いやぁ~これが美味しいのなんの!!!
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生産量が少ないので、店頭でも売り切れ必至の商品なのです。
見つけたら即買いして、記念日の為にとっておきたいですね!
2017年樽開きは、三和酒類㈱ 和田社長の挨拶で始まりました。
安心院ワインを支えてくれている全ての方々へ、感謝の気持ちを述べられていました。
安心院地域の新しい地区でのぶどう造りの計画も進んでおり、葡萄が育つ10年後を楽しみにしてほしいそうです。
ワイン造りを通じて、安心院の葡萄の良さ、安心院の地域・風土の良さを、全国~世界に向けて引き続き発信していきたいと言われていました。
セレモニーが進むと、職員さんがワインの試飲準備に入りました。
樽からワインが抜かれます。
<醸造報告>
安心院地域は、梅雨でもそんなに多くの雨は降らない土地だそうですが、2016年は、梅雨に多くの雨が降ったそうです。
反対に、梅雨があけるとほとんど雨が降らず、過去10年間で日照量が最も多かったとのこと。
その為、糖度が高いぶどうができました。
いつものテイスティングでは、白と赤のワインがでてくるのですが、
今回はあえて、2種類とも赤ワインだそうです。
ブドウ品種①:ノートン
ワインに精通した人しか知らないであろう品種。
アメリカ系の品種。
ブドウ単体では、香りは強くない。
ブドウ品種②:小公子(しょうこうし)
様々な山ぶどう品種を交配し、日本で作られた品種。
小粒で、糖度が高め。
2016年の小公子は、糖度が25度を超えていた。
造られたワインは、アルコール度数が14.7%もある。
ブドウを知った後は、いよいよテイスティング。
樽開きではおなじみ、ソムリエの小川さんです。
<以下、小川さんのテイスティングコメントです>
ブドウ品種①:ノートン
輝きが非常にあり、透明感もある。
光にかざしてキラキラしているのは酸が多いこと。
グラスに注いだ時に粘性が非常に出ているが、これはコクや力強さを表現している。
香りを3秒で聞きます。
青っぽい草の香り、芝のかおり、ピーマンの香り。
まだまだ成長途中ということを感じさせられます。
口に含んでみます。
アタック・ボリューム感は強い、そしてなんとも苦い・渋い。
この苦さや渋さがないと、ワインはこの先成長しない。
非常にパワフル。
ブドウ品種②:小公子(しょうこうし)
濃い色、粘性も先ほどより強い。
香りが少ないのが小公子の特長。
同じく青っぽいかおり、パンジーや、紫すみれの香りがします。
果物系の味、甘さも感じる、喉ごしも感じる。
先ほどのノートンは、これから熟成するワインですが、
こちらの小公子はもうすでに飲める状態。
もちろん、長期熟成もできるワインです。
ワイン初心者でも、色・香り・味の違いがはっきりわかる、
かなり特徴的な品種でした。
いよいよ、セレモニーも大詰め!
小川さんによる『サーベラージュ』の披露です!
やっぱり、ソムリエってカッコイイですね!
その後は、ワインについてしばし語り合い、セレモニーは終了しました。
セレモニーが終わり、会場の外に出てみると、
当日は雨にも関わらず、ワイン好きの方々がたくさん来場していました。
音楽コンサートなどもあり、美味しいワインを飲みながら、自然の中でゆっくりと過ごす。
とっても素敵なイベントでした。
樽開きのイベントは一年に一度ですが、その他のイベントも開催されていますので、
ぜひ安心院葡萄酒工房へ足を運んでみてくださいね!
ソムリエの小川さんによると、西日本の土壌がブドウ造りに適している事は、科学的にも立証されているそうです。
海外のワインも良いですが、日本食にあう日本のワインをぜひ一度、お試しください。