西の関『千三百年の祈り』のご紹介
清酒 西の関 で有名な 萱島酒造 から、新しいお酒が届きました。
西の関『千三百年の祈り』
こちらのお酒、実際に見ると思わず手に取りたくなります。
落ち着いた黒色で六角形の化粧箱。
六角形って珍しいな~。
さっそくワタクシ手に取ってみました。
なんと…神々しい…
化粧箱には、宇佐神宮 や 国東半島の寺院 がたくさん書かれてあり、
お酒への入り口(蓋)には、『仁聞菩薩』(にんもんぼさつ)が描かれております。
なんで六角形?
なんで寺院?
仁門菩薩ってどなた?
意味を知って飲むと、さらに旨い。
『千三百年の祈り』について、国東の歴史と共に、紐解いていきましょう。
西の関の酒蔵は、大分県北部の 国東半島 にあります。
この国東半島には、仏像・石仏 がたくさんあるのを皆さんご存知ですか?
『仏の里』とも呼ばれています。
ー 両子寺HPより抜粋 ー
国東半島には 両子山(ふたごさん)があります。
(標高721m、図の中央部分)
この両子山から海岸へと、放射状に広がった谷を六つの郷に分け『六郷』(ろくごう)と呼び、
この地に開かれた天台宗寺院を総称して、『六郷満山』(ろくごうまんざん)と呼ばれています。
伝説によれば、これらの寺院を開いたのが、仁聞菩薩(にんもんぼさつ)だそうです。
全国八幡社の総本山である 宇佐神宮 の庇護と影響を受け、今日まで神仏習合の信仰が継承されてきました。
神仏習合:神道と仏教が入り混じり、一つの信仰として再構成された宗教。
ー サザエさんのオープニングでも紹介された両子寺の仁王門 ー
全国でもめずらしい神仏習合の六郷満山文化が、2年後の2018年に、開山1300年 を迎えます。
この節目を前にして、造られたお酒が、西の関『千三百年の祈り』なのです。
六角形の箱…六郷
寺院…六郷に開かれた寺院
仁門菩薩…これらの寺院を開創者
謎が解けました!
2016年3月29日に執り行われた祈願祭では、
宇佐神宮の神職・六郷満山霊場会の僧侶の方々により、西の関『千三百年の祈り』をお供えし、
祝詞と般若心経で『世界的な未来永劫の平和と安全』を祈願していただいたそうです。
精魂込めて造り上げた『千三百年の祈り』は、ふっくらとしているのに、さらっと飲める味わい。
萱島酒造がこだわる、五味一如(甘・酸・辛・苦・渋)と 芳醇な香りの調和 をぜひお楽しみ下さい。
容量:720ml
販売価格:2,160円(税込)
※ 店舗によっては取扱いが無い場合もございます。(万田店は取扱いあり)
事前にお電話でご確認ください。
ちなみに、ブログ内でも紹介した『両子寺』は、大分県屈指の 紅葉スポット でもございます。
ー 両子寺HPより抜粋 ー
今年の紅葉シーズンには、『仏の里』国東半島で、ゆるやかな時の流れを感じてみませんか?